his wide back

FREE SPACE

さて、ひさやん。は、①サエバスキー ②カオリスト ③ただの妄想ハンター どれだとおもいますか?サイト名からして、①だと思ったでしょっっ(σ≧▽≦)σ ブーッッ!!③ですよ(笑) ちなみに、このサイト名:his wide back は、りょうの広い背中を思いつけました。

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はじめに。

初めまして!
このサイトは、北条司先生原作「シティハンター」の二次創作です。
わたくし ひさやん。の勝手な妄想ばかり扱っておりますので、原作を愛してやまない方はスルーお願い致します。

とても文章力に欠けた人材の描く世界ですので、ご訪問頂く皆様に不快を与えてしまうかも知れませんが、ご了承下さいませ!

更新は、不定期でございます(笑)

さらに、非常に臆病者なので。。。
拍手のみとさせていただきます(笑)

こんなわたくしですが、末長くヨロシクお願い致します!

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take off!!

XYZ...

はぁ...これって...女性の依頼よね...
...
でも...今や冴羽商事は赤字御礼...
夏のエアコン代は当たり前、ガス代だってヤバイのよね...
はぁ...
...


半年間待ちに待った伝言板のXYZ
毎日毎日、この伝言板の前でため息をつく香の姿は、カオリン親衛隊でなくても目について、いつの間にかラッシュアワー時のサラリーマンでさえ、固唾を飲んで見守るという社会現象を起こしていた

みな、彼女が何を待っているのかなど理解していない
だが、きっときっと大切な何かが彼女を笑顔にしてくれるのだろうと密かにエールを送っていた

そして今日
彼女の表情がパァッッと明るくなり、ほっとしたのも束の間
みるみる彼女の表情がこわばっていくのを見て、皆の足取りも重くなり、新宿駅にどんよりした空気が流れる



どったの?かおりちゃん♪



そんな空気を読めない男がひとり
ニヤニヤとイヤラシイ笑みを浮かべると、伝言板に書かれた文字を吟味する


なっ、あんた!なんでココにいんのよ!

女の匂いを物凄い勢いで察知する能力は、スイーパーとしてでは無く、ただのスケベ親父の第六感とやらで、世界一と言うよりは宇宙一何だろうと思う


ぐふ♪
かわいこちゃんの依頼だもんねぇー♪
お先ぃ♪




あっっ!こら!りょうっっ
待ちなさいっっ!!
くぅぅぅぅ.....して殺られた....

怒る気力すらない香は、颯爽と雑踏を抜ける男の姿に肩を落とした









喫茶キャツアイ

あの...初めまして...
風間満帆と申します。

俺の名前は冴羽獠ハタチ!
かわいこちゃんの依頼なら何だって引き受けます!なんなりと!ささっっ!こちらへこちらへ!

あの...隣同士ではお話しづらいんで...

いいの!いいの!
で?その依頼を聴かせてもらおうかな?


にへらにへらとだらしの無い顔で、指先を触指のように動かしながら肩を抱こうとした瞬間、見事なまでのハンマーが落ちる

この恥晒しがぁーーーーーーっっ!!
天誅ぅぅぅーーーーーー!!

ドゴォォォォォーーーーーーーーンンン!!


あは..あはは...あははは...
しゅみましぇん...ガクッ。




あはは
お見苦しい所をお見せしてしまってごめんなさい...
改めまして、今回はご依頼ありがとうございます!
あたしは槇村香、この大馬鹿野郎のアシスタントです。

あはは
あの...信じられないかも知れませんが、こんな男ですが腕は確かですので...
ほんとに...すみません...

で、今回の依頼内容は?


あの...私、美容師なんですが、7月7日にビューティアワード2017と言うコンテストでニューヨークに行くことが決まっていて...

わぁ!!
ビューティアワードって、あの世界一を競うコンテストですよね!!
絵梨子から聞いたことがあるわ!
素敵ねぇ!!


ありがとうございます!
でも...

でも?

...私、飛行機に乗ることが出来ないんです...

え?

ほんと、駄目ですよね...
飛行機に乗れないくらいで...
ごめんなさい
やっぱり、この依頼無かったことに....



依頼内容を聞く中、埋もれたままの大男に目をやる。
情けない顔をして、足をピクピクさせているのを見て、「聞こえてなかったのかしら?」とも思ったが、そんなはずはない


...あの、満帆さん
飛行機に乗れないのには訳があるのかしら?
その、高所恐怖症とか...

はい。
実は...

11歳のとき、修学旅行で福岡に行ったのですが帰りのフライトで機体に不具合が発生し、さらに乱気流に巻かれ揺れの酷い中、引き返した事がありまして...
その時に過換気症候群になってしまって...
その後、飛行機に乗る機会もなくすごしていたのが、18歳のときに何ともなしに乗った飛行機内で、急に過換気症候群を起こしてしまって...潜在的にトラウマになってしまっていたのでしょう。
それ以来、怖くて...
それ以来は、ずっと新幹線などを利用するようにしていたのですが、今回ニューヨーク行きが決まって...
すごく凄く嬉しいのに...

もういい大人なのに、恥ずかしいですよね...
何度か、空港へ足を運んだのですが...


この依頼、りょうに辛い過去をまた思い出させてしまうかもしれない...
香は電気代水道代ガス代と呪文の様につぶやき続けた自分を責めた
この依頼は断ろう。と決めた


あの...あのね、満帆さん
実は..


なぁに、問題ない。
その依頼受けさせてもらうよ。


間髪入れず応えたりょうの顔を二度見する



え?!
りょう!!何言ってるのよ!!
あ、あんた...うぅっっ....ムゴッッ


こいつさ、かわいこちゃんの依頼受けてくんねぇんだよ。
いーっつもオレに隠れて断ってきやがるんだぜ?
ひでぇだろ?


あっあんたね!!
あ、あたしは、あんたの事をおもって...!!

まぁまぁ、かおりちゃん
今回は...な?
て、ことで。
満帆君、早速訓練といこうか?


はいっっ!!


香の心配をよそに、りょうの顔は間抜けな表情ではなく...凛とした男の顔

(りょう?あなた、一体何を考えているの...)






3人を乗せたミニクーパーが颯爽と走る行き先は「植田空輸」



やぁ!翔子君!


冴羽さん!
お久しぶり!
で、この子が例の?


そそ!


あ...初めまして
風間満帆といいます。


私は天野翔子
ここのパイロットよ!

じゃ、こっちに来てもらいましょうか!


あ、はい。
あの...私...







....え?
...どうして?



翔子が指定した場所に着くと、小柄な男が申し訳なさそうにたたずんでいた
男の名前は守居順
満帆の幼馴染だと言う


やだ...なんで...なんでここにいるのよ...


オレが呼んだんだよ。

満帆君、実はね
今回の依頼なんだが、順が初めに依頼して来た事だったんだ。
で、満帆君自らXYZしてもらうよう仕向けてもらったってわけ。

騙す様なことをしてすまなかったね。

君は覚えていないようだか、11歳の君の過換気症状を止めた奴がいるんだ
それが、順だよ。


りょうの話によると、あの時、機内でアラームが鳴り、天井から降りてきた酸素マスクをするようアナウンスがあり、みなマスクを口に当て体を強ばせていた
キャビンアテンド達が落ち着くよう声かけを続けていたが、数名の乗客がパニックを起こしていたために過換気症候群に陥った彼女の元に救けの手を差しのべる大人がおらず、前に座っていた守居さんは彼女の隣へと駆け寄り、呼吸の荒くなった彼女の口に当てられていた酸素マスクを外し、汚物入れ用の紙袋を当てたのだと言う
守居さんの妹さんが同症状で病院へ運ばれた事があり、その時に看護師より対処法を聞いて知っていたのだと言う
落ち着いた彼女はそのまま脱力して眠ってしまい、その後はキャビンアテンダントに対応してもらったのだと...





あの時、満帆のことが気になってうしろを振り返ると、満帆が真っ白な顔で苦しそうにしてて、手足が伸びてて怖くなったんだ。

お前さ、乗り物酔いするオレのために鬼太郎袋(嘔吐袋)作ってくれてたろ?
オレもお前の為になんかしなくちゃって...
そしたら妹の事思い出してさ...


順...


で、とっさに鬼太郎袋片手にお前んとこ行ってて、その後の事はオレもあんま覚えてないんだよな...






さ、立ち話はここまで。
今からフライトよ!



よっっ!待ってました!
翔子君!!



え?!
でも、それとコレとは...


大丈夫、私にに任せといて!
実はそこにいる大きな人も、飛行機恐怖症なのよ。


えぇーーーーーー?!!!!!


でも、私、治す方法知ってるの♡
ね♡冴羽さん♡



あは...あはは...
そ..だね....あはははは...


りょう?どういうことなの?
治す方法って!
なんで翔子さんだけ知ってるのよ!!
なんでだぁーーーーーー!
こら!りょう!
待ちなさいよぉぉぉぉ!!






はぁ。ほんと、香さんて鈍感よね...

さぁ、ふたりとも!
乗って!!





満帆、行くよ。

で..でも...

大丈夫。オレが守ってやるから。

...でも...順...乗り物酔い...

平気だよ。

満帆がいるから...








それじゃ、

takeoff!!










なぁ。かおりぃ

なによ!

そんな怒るなよ

...


オレがセスナに乗れた時、何が起こってたか思い出してみ?

....
....
....あたしが捕まってた...


それで?


...りょうが救けてくれた...


もう、言わなくったって分かんじゃね?


...あ...え?...え?l
...えっと...
...
(カァァァァァァ///)



そゆこと。


なぁ。かおりぃ
あのふたり、すごくねぇ?


...///しゅーーー///


か お り


え?
な..なにが??


順風満帆。


え?


風の間を守って居座って...


....?


おまえほんとに鈍感だな
名前。
ふたりの名前だよ。


風間満帆
守居順


...あぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!


きっと、上手くいくよ。
あのふたりならね...

うん...///














鬼太郎袋を大事に抱えた少年は、少女が困った時はサポートしようと心に決めていた

時は過ぎ、少年は臨床工学士となり、少女は美容師となった

お互いに幾つもの恋愛を経て、でも、いつも気になる存在のなかですれ違いを繰り返していた

24歳の彼は、24歳の彼女が悩んでいることを母伝いに知ることとなる

そんな時、亡くなった祖母から聞いた事のあるXYZの伝説
半信半疑に書いたXYZ



ホントだったんだな...ばあちゃん...



昔さ、ばあちゃんが言ってたんだ...
冴羽獠っていう男は
大切なものを守る術をすべて持ってる男だって。
何の道具も使わずとも、救える術を知ってるって。



順...
私、普通に呼吸出来てる?

ああ。大丈夫だよ。
もし、何かあっても、オレが救けてやるから。

うん....






さて、そろそろ...

takeout!!






大切な者の為に想いやる心
大切な者を守ろうとする心

どんなに困難な事があっても、このふたりなら乗り越えて行ける
怖いものなどもう、ない

空高く、お互いを見つめ合ったふたりの表情は、あの時のりょうと香そのものだった
















翔子追記


...もう!!冴羽さんたら!!
もうキューピット役はごめんだからねぇぇぇえ!!!!!!
[Read More...]

幸せのかたち


とうとう暑くなってきた...とジャケットを着る機会もなくなりかけた頃
低気圧はいたずらっ子のようにやってくるもので...

ここ数日雨風が酷く、老朽化が進んできた冴羽アパートには時折軋みが発生する

午前11:00
起きてから何度目の催促であろう琥珀色の液体を飲み干す




ふぁぁぁぁぁ
香ぃ珈琲頼むわ



...



おーい



...




おい、香?




...え?なに?
あぁ、珈琲ね
すぐ入れるわ





なんだかんだと雨風の強い日には
出掛けることなくダラダラと過ごす



        そばにいてやりたいから


        そばにいたいから



しかし、今回はその理由だけではなく...

5月に入って以来、香の様子がおかしい
いつもなら、間髪入れず嫌みの一つや二つ飛び交うはずの会話でさえ
うわの空...


キッチンへと向かう香の後ろ姿に
いつもの覇気もなく...
どうしたもんだとくわえた煙草に火をつける




....っっ!




リビングから香のくぐもった声が届く
はぁ。
一つため息をつくと、煙草を揉み消し腰を上げる



...ったく、何やってんだ
最近のおまえ、おかしいぞ



珈琲をドリップ仕掛けた右手にはヤカン
カップに添えていたであろう左手は口元

誤って熱湯がかかってしまったのだろう
左親指には水膨れが見える




おいっっ!早く冷やせ!!
跡が残っちまうぞ!



あ...うん...



シンクの蛇口を勢い良く開く
香の背後から左手首を掴む
少しずつ勢いを調節すると、流水にあてる



...ごめん



どうしたんだ?
なんか気になることがあんだろ?



...




香?




...ねぇりょう...さゆりさんの事覚えてる?




あぁ、編集長さんだろ?




あのね...
あの...
...やっぱいいっっ!!




頭をブンブン振りながら下を向く香の右手も掴み、香の右耳に唇を寄せる




言いかけてやめるなんざ、酷いんでない?
香ちゃん?



りょうの声が低く、近く、背筋まで痺れる



やっっ...



やっ!じゃねぇ
毎度毎度ドジ踏まれるこっちの身にもなれ



...
さゆりさんから...手紙が来たのよ



手紙?



うん...
5月8日に東京に戻るから、逢えないかって...



それで?



...りょう...知ってたんでしょ?
さゆりさんが...




そう言いかけて頬を雫がつたう




おまえはどうしたいんだ?



あ..逢いたい!逢いたいわよ!!
でも...
ちゃんと話せるかなって...
ちゃんと笑えるかなって...

..お姉さんって...
泣いてしまいそうで...
でも..でも..
それ言っちゃったら、さゆりさんを困らせちゃうんじゃないかって...

それに...
アニキが...
...淋しがるんじゃないかって...




香の肩が震える
いつの間にか
その震えるからだを抱き寄せていた

流水の音が
香の嗚咽を包むように優しく流れる

香を振り向かせると、両手で頬を挟み目線を合わせる




なぁ香...

...ほんっと!!
おまえのその考え過ぎなとこ!!
槇村にそっくりだ



そう言って口角を上げて微笑む男の顔がみるみる涙でぼやける




りょ...




いいんじゃねぇか?
家族が多いってなぁ幸せじゃね?
槇村だって
さゆりさんだって
その...おまえの4人の両親だってさ...
喜んでんじゃねぇか?



...りょぅ...




おまえがそれぞれの相手の立場だったらどうだ?



...
たぶん...
嬉しいと思う




だろ?
おれさ、こんなだけど
その...なんだ...
おまえが笑ってりゃぁ...
その...



抜悪そうな表情で天を仰ぐ




うん...



香の顔が胸にうずまる
涙に濡れた赤い布から
普段よりも温かい体温を感じる




香...
涙と鼻水とヨダレ...
ちゃんと洗えよ




うぅぅぅ...
わかっ..てるわよ...
でも...
...もう少しだけいいでしょ?




ああ




それより...りょう...
水道とめてくれる?
もったいないょ...



はは...
了解


           キュッッ



蛇口を閉める
その手で香の左手首を掴む
親指の水疱に
そっと口付ける



いたぃっっ



後でちゃんと冷やしとけよ?



うん...



うなづいた香の両手が広い背中へとまわる
左親指は立てたまま...

その仕草が愛おしくて
抱き上げてシンクのヘリに座らせる

再び目線が重なると
互いにくすっとひと笑い
優しいキスをする








5月8日
世間では母の日
きっと、こいつの母親は喜んでるに違いない

そうだろ?
槇村...




お誕生日終っちゃった...

みなさまぁ!こんばんわ!!
季節の変わり目で体調はいかがでしょうか!

今年も2人のお誕生日がやってくるぅ(*´ω`*)と、気持ちは高ぶりながらもなかなか行動にうつせず...

今年は間にあいませんでした(ToT)

りょうのお誕生日、Twitter ssではなんとかギリギリセーフにテロれたのですが、かおりんのお誕生日には間にあいませんでした...ごめんなさい(T^T)

というわけで、Twitter ssのお直し分と共に、本日2つアップして見ました!

良かったら読んでやってくださいませね!

では、みなさまー!
ごきげんよー!!


ブログ拍手コメントいつもいつもありがとうございます!!
お返事もせずほんとに申し訳ありません!!
ホントにほんとにありがとう!ありがとう!!



Same as usual

HappyBirthdayりょう!
って、なにやってんだりょう!!
こんな時間に!こんな所にいるなんて!
あぁ可哀想な香...
オレなら香の愛を一人占めできる日なんて、時間がもったいなくて出歩いたりしないな!
なんて罰当たりなヤツだ!!

あっ!おい!!
りょう!!
っと待てよ!
りょう!!






ったく...どいつもこいつも...
めんどくせぇ...





逃げる様に店を出る
裏の世界の奴らが集う店なのだが
どうもお節介者が多い

香が作ってくれた
誕生日

おれにとって特別な日

ただ...
この時を
この一年を

あいつと...
香と
生きている


出会った日から
何も変わることなくそばに居てくれる女
何も変わらず怒って、笑って、泣いて、笑って...


おれが今、ここにいる意味


幼い頃に両親と離れ
おやじの側で過ごした
誰もが持っている誕生日の記憶

誰もが?
そんなこたぁねぇ
少なくともおれの周りでは誕生日を祝う事など皆無に近いもんだった


ソニアのが初めてか...
あんときの笑顔にはやられたっけな...

フッと口角をあげると
ケニーの顔を思い出す
その顔はとてもいい顔で...


煙草に火をつける
大きく吸い込んで天を仰ぐ
ゆっくりと立ち上がる煙
その向こうに曇った表情の女を思い起こす


また...やっちまった....



これから毎年、その日に
あたしが両親の代わりに祝ってあげるわ
ありがたく思いなさい!!


嬉しかった
愛しかった
思わず腕をつかんだ
抱き寄せたい
抱きしめたい
キスしたい

精一杯の行動だった


あれから随分と時が経とうというのに
おれは...


おめでとう!と向けられる香の笑顔に
素直になれず
今だ困惑してしまう

ソニアのように
心底喜んで、ありがとうと言えば
何倍にも膨らんだ香の笑顔が見れるのに...

ガシガシと頭をかきながら
自分の不甲斐ない姿に呆れる

っとにダメ男だな


酔っ払っちゃぁいない
猿芝居でアパートに戻る
案の定、香の顔は曇っていて...

もう知らない!

毛布が飛んできたときには
もう、香の姿は無かった


すまん...


暫くしてアパートから出ていく大男の姿に
向かいのビルの男は頭を抱える


オーマイゴーッッ!
りょう...なんて馬鹿な男なんだ...









朝、香があくせくアパート中を動き回っている姿に心が痛む
唐変木が帰ってくる気配はなく...

なにやってんだよ...りょう...

すぐにでも香のそばに行きたいと思う浮気虫をどうにか抑える

本気で探せばすぐにでも見つかるのだが
自分の話など聞くヤツではない
ここは彼女に任せようとキャッツへと足を運んだ





フンッッ
ほおっておけ!あんな男!


ダメよファルコン!
香さんが心配!
ちょっと出てくるわね!
かすみちゃん、ここお願い!

...待て、美樹
これを持っていけ

紙袋には香の好きなサンドイッチと珈琲が2つ

余りもんだ

サングラス越しには
心配そうで優しい表情がうかがえる



ふふふ
ファルコンったら...
ありがとう!行ってくる!


カランカラン...


海坊主さんも、香さんの事になると...ね?
やぁさしいんだぁ

シューーーーーーッッッ!!
かすみの言葉に赤面する










一日中、新宿の街をうろついていた
3月26日が誕生日だと
界隈のものなら誰しも知っている
逢うもの逢うもの、祝の言葉を口にされる

その都度苦い顔をし、片手を振る

朝も昼も

夕方になるにつれ、祝いなどどこへやら、早く帰ってやれと促されるようになる

いったい、誰の誕生日だよ...

天邪鬼な男は
そんな周りの対応に、さらに素直になれず
ツケを増やす歌舞伎町

とうとう、ねこまんまのママからも放り出され重い足取りでアパートへ

日付はまた26日
時刻は23:55

アパートの周りをうろつきながら
日付が変わるのを待つ

と、いつもの大声が降る

ゴォラァァ!!
いつまで出歩いてやがるんだ!
このぉーっっ!
うすらとんかちぃーっっ!!


いつもの愛おしい女の
馬鹿でかい怒鳴り声

何をそんなに悩んでいたのか
笑ってる香も
泣いてる香も
そして、怒ってる香も
おれの心を癒してくれる起爆剤

どんな反応をしても
香なら受入れてくれるのに


ったく...
やっぱりかなわねぇよ...



下向き下限に口角を上げると
すぐ様顔を上げ
大声で応戦する


うるせぇ!!


そういうと、重かった脚は軽やかにアパートの階段を登る


そんな2人のやり取りを、向かいのビルから優しい視線が包んでいた



プロフィール

ひさやん。

Author:ひさやん。
シティーハンターを愛すること20年以上。
毎日、りょうと香のあれこれを妄想しながら暮らしております(笑)

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